ダニマニア、ダニを語る。

      2016/03/16

 ダニ学者の島野智之さんがジュンク堂書店で行なったトークショーの模様がYouTubeで公開されている。

 ダニの分類、各分類群の代表的な種の生態など、ダニに関する最新の知見を紹介した動画だ。
 ダニは、ゴキブリと同じく、人前に出没する一部の種によって、偏った印象を抱かれている生き物である。
 日本に生息しているダニは全部で1800種。そのうち、動物の血を吸うダニはたったの20種、1%。人間となんらかの形で関わりのあるダニを含めても、全体の20%に過ぎない。大半のダニは、人間とは関わりのないところで、ひっそりと暮らしているのだ。それにも関わらず、血を吸ったり感染症を媒介したり、アレルギーの原因になったりする一部の種によって、「悪者」の印象を持たれてしまっている。また、「怖い」という印象ばかりが先行して、人間と関わりのある20%のダニですら、正しい理解が及んでいないことも少なくない。
 この動画では、残りの知られざる80%を含め、ダニの本当の姿を知ることができる。見終わった後には、ダニに対する印象が、変わっているかもしれない。
 幸い、ダニ画像が動画で大写しにされることはないので、ぜひぜひご覧になって欲しいと思う。
 アレルギーの原因となるコナヒョウヒダニの正しい対処法も紹介されていますよ。
 動画を見て、もっと知りたいと思った人は、本を手にとってみて欲しい。

1986年生まれ。幼少期より生き物と戯れて育つ。2011年、東京農工大学農学部獣医学科卒業。同年より小動物臨床に従事。在学中から、WordPressを利用してブログを書き始める。ニシアフリカトカゲモドキと出会った2014年に内容を一新、爬虫類ブログ「とかげもどきのしっぽ。」を立ち上げ、現在に至る。ニシアフリカトカゲモドキをはじめ、多くの爬虫類と暮らしている。

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