爬虫類に傷つく。

      2016/03/18

 しばらく前にこんなツイートをした。


 トカゲモドキたちが私に対する警戒を解いていないことを嘆いた内容である。
 今までシェルターの外でリラックスしていたように見えた彼らが、私の顔を見たとたんにわかに緊張する様子は、ちょっと胸が痛むものがある。
 餌をやるときには、お構いなく飛び出してくるのになぁ。
 でもまあ、トカゲモドキたちについては、まだしかたのない部分があると思っている。うちにきて1年になるヒョウモントカゲモドキのこだまを除けば、みな付き合いの浅い個体たちだからである。警戒心を失っていなくても無理はない。こだまはのほほんとしているのだからそれでよい。
 だから、いちばん傷つくのは、うちに来てもうすぐ2年になるはずのボールニシキヘビが、未だに私の顔を見るとビビることである。
 シェルターから顔を出しているところを覗くと、電光石火のスピードでひゅっと引っ込んでしまう。
 掃除のために手を入れると、あからさまに慌てる。
 そのたびに、まだ受け入れてもらえないのかと、心がシクシクするのである。
 もう一緒に2回も冬を越えたじゃないか。
 爬虫類とはそういうものだと、わかっていてもやっぱり悲しい。
 私は毎度、打ちひしがれて飼育部屋(寝室だが)を出る。
 出ると、猫たちが待っている。
 ごろごろごろ。
 にゃあにゃあにゃあ。
 撫でろ、かまえ。
 私は毎度、猫たちに癒されているのである。

1986年生まれ。幼少期より生き物と戯れて育つ。2011年、東京農工大学農学部獣医学科卒業。同年より小動物臨床に従事。在学中から、WordPressを利用してブログを書き始める。ニシアフリカトカゲモドキと出会った2014年に内容を一新、爬虫類ブログ「とかげもどきのしっぽ。」を立ち上げ、現在に至る。ニシアフリカトカゲモドキをはじめ、多くの爬虫類と暮らしている。

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