トカゲモドキはトイレを覚える。

      2016/03/13

 カメなんかに慣れていると驚異的に思えるのだが、なんとトカゲモドキにはトイレをしつけができる。
 猫にトイレを教えるのと同じような要領で、トイレを教えることができるのである。
 トイレとして使って欲しい場所に、排泄物を置いておく。すると、次からはその場所で排泄をするようになる。とても簡単。排泄物を垂れ流しながら歩いたりするリクガメとはえらい違いだ。
 なぜ、簡単にトイレのしつけができるのかといえば、もともと決まった場所で排泄をする習性を持っているからだ。だから、特に教えなくても、自分で勝手にトイレの場所を決め、そこで排泄をするようになる。
 私は特にしつけをしていないので、うちのトカゲモドキたちはめいめい、ケージ内の好きな場所をトイレに決めてそこで排泄をしている。いずれにせよ、毎日の掃除ではそこだけを綺麗にすればいいのでとても楽である。
 おもしろいのは、勝手にトイレの場所を決めさせているにも関わらず、トカゲモドキたちはどの個体もだいたいケージの同じような場所に排泄をするということである。
 私はフラットタイプのプラケースを使ってトカゲモドキを飼っている。1つのプラケースに1匹のトカゲモドキだ。ケースの数は全部で5つある。それらを、短い辺の方がこちら側を向くようにして棚に並べている。プラケースの手前側に水容器とパウダーサプリメントを入れた容器を置き、奥側に、片方の壁に寄せてシェルターを置いている。
 すると、示し合わせたように、どのトカゲモドキも、プラケースの奥の壁際の、シェルターの隣あたりに排泄をするのである。こだまも、くぬぎも、やまももも、ふじもむぎも、全部。
 今のところ、それ以外の場所をトイレに選んだ個体はいない。
 手前側にもスペースはたくさんあるのだから、そっちに排泄をする個体が1匹くらいいてもよさそうなものだが、不思議とそういうものは出てこないのだ。
 なんでだろう。
 奥側の方が安心できる、というのは理由のひとつかもしれない。でも、必ずシェルターの側にするというのはよくわからない。なにかトカゲモドキなりのこだわりがあるのかもしれない。水を含んだ素焼きのシェルターの湿気が好きなのだろうか。
 トカゲモドキに好まれるトイレの条件について調べてみたらおもしろいかもしれないが、想像力が貧困過ぎてどんな条件設定をすればいいものやら思いつかない。
 困ったものである。

1986年生まれ。幼少期より生き物と戯れて育つ。2011年、東京農工大学農学部獣医学科卒業。同年より小動物臨床に従事。在学中から、WordPressを利用してブログを書き始める。ニシアフリカトカゲモドキと出会った2014年に内容を一新、爬虫類ブログ「とかげもどきのしっぽ。」を立ち上げ、現在に至る。ニシアフリカトカゲモドキをはじめ、多くの爬虫類と暮らしている。

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