やまもも闘病記

      2016/02/05

 下痢をしていたニシアフリカトカゲモドキのやまももの様子がだいぶ落ち着いたので、このあたりで現在までの経過をまとめておくことにする。

動物種:ニシアフリカトカゲモドキ
品種:アプリコットストライプアルビノ
年齢:推定1才前後
性別:メス

飼育環境
 ケージはスドーのレプティケースを使用。床材はペットシーツ。シェルターにはハープクラフトのウェットシェルターMサイズを使用。飲水用の水容器を常設。ミネラル・ビタミンのサプリメントをペットボトルの蓋にいれてケージ内に常設。ケージの床3分の1程度にみどり商会のピタリ適温を敷いている。ヒーター直上の温度は32℃。室温はエアコンで28℃を維持。1日1回湿度維持のため霧吹きを実施。
 餌には活コオロギを使用していたが、症状の出る少し前から冷凍コオロギに切り替えていた。1日おきに食べるだけを給餌。
 ニシアフリカトカゲモドキのCB個体2頭とWC個体1頭、ヒョウモントカゲモドキのCB個体1頭を、同室別ケージにて飼育している。

経過
 6月15日
 粘膜に包まれた軟便を排泄。食欲あり。室温が25℃まで下がっていたため、28℃を下回らないようエアコンの設定を調節し、絶食して経過観察。体重42g。

 6月18日
 泥状便を排泄。食欲廃絶。餌を見せても反応を見せなくなる。直接法。ショ糖浮遊法にて糞便の検査をしたところ、蟯虫卵を確認。それ以外の虫卵、シスト等は認められず。フェンベンダゾール50mg/kgをSIDで3日間投与。マイトマックススーパーの投与開始。

 6月21日
 食欲が改善しないため、メトロニダゾール25mg/kg、メトクロプラミド0.06mg/kgの投与を開始。鼻先に塗ったものを舐めさせる形で、ヒルズa/dの給餌を開始。

 6月30日
 頭をちぎって体液を滴らせた活コオロギのMサイズを2匹食べる。

 7月2日
 固形の便を排泄。虫卵は認められない。

 7月7日
 飼育環境を変更。ケージをファンタジーワールドのクリスタルステージに変える。ケージの下に断熱のためウレタンマットを敷く。ヒーター直上の温度が36℃前後となる。
 活コオロギMサイズを3匹食べる。a/dの給餌を終了。体重40g。

 7月9日
 固形の便を排泄。活コオロギMサイズを4匹食べる。マイトマックス、メトロニダゾール、メトクロプラミドの投与を終了。

 以降、2〜3日おきに活コオロギまたは冷凍コオロギを3〜4匹食べている。便には時折軟便が混じるが、現時点では安定している。7月14日現在の体重は41gである。
 なお、本稿では投薬の詳細も記載してあるが、私は爬虫類の専門医ではないので、これが標準的な治療であることを保障はできない。これはあくまで記録である。ご自身のトカゲモドキが体調を崩した場合には、お近くの実績のある獣医師に相談することをおすすめする(信頼できる先生が近くにいれば、私もそうする)。
 もともと尻尾があまり太くならない個体なのだが、いまだにほっそりしたままなのでそれが心配である。
 はやく太ってくれ。

参考
Mader(2005). Reptile medicine and surgery. Saunders
カーペンター, W.ジェイムズ他(2003) エキゾチックアニマルの薬用量マニュアル(成島悦雄監訳) インターズー

1986年生まれ。幼少期より生き物と戯れて育つ。2011年、東京農工大学農学部獣医学科卒業。同年より小動物臨床に従事。在学中から、WordPressを利用してブログを書き始める。ニシアフリカトカゲモドキと出会った2014年に内容を一新、爬虫類ブログ「とかげもどきのしっぽ。」を立ち上げ、現在に至る。ニシアフリカトカゲモドキをはじめ、多くの爬虫類と暮らしている。

 - 飼育日記