冷凍コオロギを作ってみた。

      2016/04/09

 数日前、私はパソコンの前で危機感に襲われていた。
 トカゲモドキたちに与える冷凍コオロギをインターネットで注文しようといろいろなショップの通販サイトを訪れたら、丁度いいサイズが軒並み売り切れだったからである。
 正確に言えば、いくつものサイトが、しばらく前から売り切れになったまま、新たな入荷のない状態だったからである。
 幸いにして餌昆虫を生産している月夜野ファームには、まだヨーロッパイエコオロギの成虫の在庫が残っていたけれど、それも残り少なく、しばらく前からすでに売り切れになっているサイズに新たな在庫は用意されてはいなかった。売り切れ表示が並ぶページには、遠からず在庫が払底するのではないかという気配が漂っていた。
 そのために、もう冷凍コオロギが手に入らなくなるのではないかという不安に駆られたのである。
 もちろん、いずれ新しいものが生産されるのは間違いないだろうが、それでも、注文するたびにただただ減っていくばかりの在庫表示を見るのはしんどかった。
 そこで私は、挑戦をすることにした。
 冷凍コオロギを、「自炊」することにしたのである。
 私の住んでいる町では、冷凍コオロギは通販でないと手に入らないけれど、活コオロギならホームセンターにいつでも売っている。これをうまいこと冷凍保存できれば、冷凍コオロギの在庫が払底したとしても、扱いやすい餌を確保することができる。やってみる価値はあるだろうと思ったのだ。
 ためしに「冷凍コオロギ 作り方」で検索してみたら、Scopeさんのページが見つかった。

 第7章 フローズンクリケット:冷凍コオロギの作り方

 これを参考にして、冷凍コオロギを作成してみることにした。
カップ入りコオロギ
 近所のホームセンターでは、カップ入りのフタホシコオロギを売っているので、とりあえずそれを買ってきた。1カップに50匹ほど入っている。
 このカップにそのままキッチンペーパーを入れて、冷蔵庫へ入れる。
キッチンペーパー
 使ったキッチンペーパーは、揚げ物の油もしっかり吸える厚手のものである。
 冷蔵庫で2時間ほどおき、取り出してみると、コオロギはあらかた仮死状態になっていた。
 それを今度は、別のカップ(ナゴレプのときひいらぎが入れられていたものを流用)に移した。
 カップの底にキッチンペーパーを敷き、コオロギを重ならないように並べる。敷き詰めたら上にキッチンペーパーを重ね、その上にさらにコオロギを敷き詰めていく。そうしてすべてのコオロギを並べたら、いちばん上にキッチンペーパーを被せ、カップに蓋をして冷凍庫に入れる。
 サイトには、半日ほどで完成すると書かれていたけれど、とりあえず3時間ほどで一度覗いてみると、霜が付くこともなく、ぷりぷりの状態のまま冷凍されつつあることが確認できた。
冷凍中のコオロギ
 汁や臭いは、キッチンペーパーがしっかり吸着しているようである。なかなかよい出来栄えであるように思える。
 与えてみるのはこれからになるけれども、このままうまくいけば、市場の冷凍コオロギが払底したとしても、なんとかなりそうである。
 ただ、売られているような100g単位で用意するのは、ちょっと大変そうだけれども……。

1986年生まれ。幼少期より生き物と戯れて育つ。2011年、東京農工大学農学部獣医学科卒業。同年より小動物臨床に従事。在学中から、WordPressを利用してブログを書き始める。ニシアフリカトカゲモドキと出会った2014年に内容を一新、爬虫類ブログ「とかげもどきのしっぽ。」を立ち上げ、現在に至る。ニシアフリカトカゲモドキをはじめ、多くの爬虫類と暮らしている。

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