トカゲモドキの体色変化について

      2016/02/05

 トカゲモドキの体色は、環境や体調によって微妙に変わる。
 カメレオンのようにあからさまに「色が変わる」わけではないけれども、条件によって、色調が暗くなったり、明るくなったりするのである。
 例を挙げよう。
 うちに来たばかりの頃、むぎはこんな体色をしていた。

うちへ来たばかりの時のむぎ

うちへ来たばかりの時のむぎ

 それが、現在では、このような体色に変化している。
落ち着いてきた頃のむぎ

落ち着いてきた頃のむぎ

 最初に比べて、明色部が明るくなり、体色にメリハリがついていることがわかるだろう。こちらが本来のむぎの色で、1枚目の写真は、東京から静岡まで運ばれてきた疲れでくすんでいるのである。
 このように、くすんだ色の個体が、落ち着いてくると鮮やかな色になったりするから侮れない。逆に、オレオかと思うほど赤みのない個体が、落ち着くとともに赤くなっていってがっかり、ということもある。
 体色ひとつとっても、爬虫類は一筋縄ではいかぬものである。
1986年生まれ。幼少期より生き物と戯れて育つ。2011年、東京農工大学農学部獣医学科卒業。同年より小動物臨床に従事。在学中から、WordPressを利用してブログを書き始める。ニシアフリカトカゲモドキと出会った2014年に内容を一新、爬虫類ブログ「とかげもどきのしっぽ。」を立ち上げ、現在に至る。ニシアフリカトカゲモドキをはじめ、多くの爬虫類と暮らしている。

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