モルフ図鑑

 ニシアフリカトカゲモドキのモルフや品種を紹介していきます。写真があるものに関しては写真を掲載します。

ノーマル

 野生個体に見られる、通常のモルフです。

バンデッド

バンデッド

バンデッド

 野生個体に一般的に見られるモルフで、ニシアフリカトカゲモドキのノーマルと言えばこの柄を指します。
 マホガニーの地色にランプブラックの縞模様が入ります。

ストライプ

ストライプ

ストライプ

 野生個体にも見られるモルフです。
 バンデッドの柄に加えて、背中に白い線が入ります。白い線が入るか入らないかはランダムで、遺伝性はないようです。どんな遺伝子が関与しているのか気になりますね。

劣性遺伝

 単一遺伝子の変異により、劣性遺伝をするモルフです。

アルビノ

アルビノ

アルビノ

 黒色色素であるメラニンが消失したモルフで、縞模様の部分が灰色に、地色がオレンジ系の色になります。ニシアフリカトカゲモドキの場合は、メラニンの合成に関わるチロシナーゼという酵素は活性を維持しているため、目の色は黒いままです。もともと赤みの強いタンジェリンの系統から生まれたアルビノは地色が朱色に近くなり、黄色味の強いアプリコットの系統から生まれたアルビノはオレンジ色に近くなります。後に紹介するホワイトアウト、スティンガー、ゼロ、パターンレスと交配した場合、遺伝的な要因により胚は成長できず死んでしまうので注意が必要です。

キャラメルアルビノ

キャラメルアルビノ

キャラメルアルビノ。協力:どうぶつ共和国WOMA+

 黒色色素が抜ける点はアルビノと同じですが、地色はアルビノほどくっきりとした色にはならずやや濁り、縞模様がキャラメルになるモルフです。通常のアルビノよりは地味な色彩になりますが、アルビノと交配することのできない多くのモルフと交配可能なため、注目されています。

パターンレス

パターンレス

パターンレス

 縞模様が消失したモルフです。体色には薄い茶色から濃い茶色まで、さまざまな変異があります。

ゴースト

ゴースト

ゴースト。協力:どうぶつ共和国WOMA+

 黒色色素が減少したハイポメラニスティックを呈する個体のことをこう呼びます。全体的にぼんやりとした、淡い色合いのモルフです。

オレオ

オレオ。協力:どうぶつ共和国WOMA+

オレオ。協力:どうぶつ共和国WOMA+

 黄色色素の欠失したアザンティックを呈する個体のことをこう呼びます。地色が白く、縞模様がくっきり黒くなり、おかしのオレオのような柄になるモルフです。通常の体色に対して劣性を示します。

ズールー

ホワイトアウトズールー

ホワイトアウトズールー。協力:サムライジャパンレプタイルズ

 西アフリカに住むズールー族が製作するビーズ織の柄に似たような柄を呈するモルフです。通常の柄に対して劣性を示します。

不完全優勢遺伝

 単一遺伝子の変異により、不完全優性遺伝をするモルフです。

ホワイトアウト

アプリコットホワイトアウト

アプリコットホワイトアウト

 地色が白っぽくなり、黒の模様が入るモルフです。バンド模様が崩れることが多いです。ヘテロ接合の個体はノーマルとの中間の形質となります。このヘテロ接合体のことを通常「ホワイトアウト」と呼びます。不完全優性モルフでは、よりはっきり形質の現れたホモ接合体を「スーパー体」と呼び分けていますが、ホワイトアウトの場合は、なんらかの致死遺伝子と連鎖している、あるいはこの形質を示す遺伝子そのものに致死因子が含まれているようで、ホモ接合の個体は生存することができず、「スーパー体」は存在しません。

スティンガー/ゼロ

スティンガー

スティンガー。協力:どうぶつ共和国WOMA+

スーパーゼロホワイトアウト

スーパーゼロホワイトアウト。協力:サムライジャパンレプタイルズ

 縞模様の中央部が前後に伸びて十字のようになり、前後の縞模様とつながった模様を持つモルフです。ストライプの形質を持つものをゼロ、そうでないものをスティンガーと呼びます。ホモ接合の個体はそれぞれスーパースティンガー、スーパーゼロと呼ばれるパターンレスになります。

多因子遺伝

 多数の遺伝子の組み合わせによって、人の身長のようになだらかな変異をするモルフです。選別交配によって特徴を強めていくことが可能です。

グラニット

グラニット

グラニット

 ニシアフリカトカゲモドキは個体によって、地色の部分に、ランプブラックの斑模様が入ります。その斑模様の数が多かったり大きかったりして、はっきりと目立つものをグラニットと呼びます。

アベラント

アルビノアベラント

アルビノアベラント。協力:ULTRA

 ニシアフリカトカゲモドキの縞模様は個体によって形にばらつきがあります。そのうち、縞模様が極端に崩れて途切れ途切れになっているようなものを、アベラントと呼びます。写真の個体はアルビノアベラントです。

タンジェリン

タンジェリン

タンジェリン

 ニシアフリカトカゲモドキの地色は、灰色に近いものから赤茶色に近いものまでバリエーションがあります。このうち、特に赤みの強いものをタンジェリンと呼びます。

アプリコット

 地色の黄色味の強いものをアプリコットと呼びます。こちらも、選別交配によって特徴を強くしていくことが可能です。

公開日:
最終更新日:2016/05/15